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Take it easy.

SIerの話を中心に気になったこと等書いていくつもり。

SIerにおけるコンサル(ITコンサルタント)とは

コンサル。響きがかっこいい。
一応定義は以下。
wikipedia:コンサルタント

お客さんの課題解決をやってなんぼって感じの職業。
要は人助けです人助け。(もちろんお金はもらいますが)


しかしやはり就活生なんかは話してるとまだ漠然としたイメージを持ってる。
逆に年配の人からするとコンサルってなんじゃって感じ。
僕は数年前合コンでコンサルとかやってます(ドヤァ)って言って

「コンサルって何ですか」

って返されたこともあるのでそれから2度と合コンではコンサルを名乗らなくなりました。
そんなもんだよね。


結構言葉が独り歩きしたり、猫も杓子もコンサルを名乗ってる感のある昨今、
とりあえずSIerにおけるコンサルのお仕事にイメージを持ってもらうため自身の経験等を基に書いてみる。


SIerにおけるコンサルとは(ITコンサル、業務コンサル)

コンサルやるにしてもどの辺をテーマに仕事するかって話になるけど、そこは当然ほぼITコンサル。
お客様の業務課題をITで解決!って言えば分かりやすいですかね。

ただ、コンサル職が存在するようなレベルのSIerで仕事してたら実装だけじゃなくて製造とか金融とか特定の業務ドメインを対象に
お仕事してるはずなので、業務コンサルも並行してやる感じ。


業務効率化、コスト削減、価値創出等のワードがお客様の琴線に触れるようです。


ただ、

  • 何故このシステムを導入すると利益が生まれるのか
  • 何故導入にこれだけの費用がかかるのか

と言った部分を説明するのは骨が折れます。理由は後述。


仕事ぶり


泥臭いです。
東京の丸の内あたりで優雅にランチとってスタバのコーヒー持って英語で商談とかそんなイメージは捨てるべき。

  • 朝眠てぇって言いながら缶コーヒー飲みながら仕事して
  • 昼は10分くらいでラーメンかっこんで(または食べない)
  • 定時何それ終電割と普通

くらいの勢いで仕事して疲れ切るのは良くある話。僕は昼ゆっくり食べますけどね。
だって午後頭回んねぇし。

コンサルが忙しい理由

コンサルタントプログラマ等とは違い、

  • 仕事における明確な成果物は定義されていない。何が必要かは自分で考えなければならない。(従って委任契約が主)
  • 労働時間も時間管理ではない。基本裁量労働制

という特徴があります。
要は相手が納得するまで「頑張る」必要があります。

この資料できたから帰りますっつっても相手がNoと言えばNo。

しんどい。だからおのずと労働時間が長くなっちゃう。


お客様にNoと言わせない為に、「確かな根拠を前提に論理的な資料を作る」 とかはできて当たり前で、
相手企業様の隠れた課題、お財布事情、対面の方の考え等も理解しながらお仕事をしなければならないので仕事の質の面でも非常に疲弊します。

月こんだけやるから俺を納得させてみろ!
ってのをやってるって言えば分かりやすいかも。

ちなみにコンサルが裁量労働ってのは以下参考。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/roudou/senmon/
(7)項に「システムコンサルタントの業務」とある。



また、仕事を行うにあたり業界のルールとか仕事のやり方は人に説明できるレベルの知識が求められますし、
ITの知識だってどういったことができるものなのかは最低限必要です。
お客様に提案した後は予算を取り、開発の管理を行わなければならないので、

  • そもそも難しい。開発に制約がある
  • 過去知見の無い領域での開発

等といったリスクの認識を行い、予算に織り込んでおかないと後で開発者からも恨まれますし、見積もり精度が甘いコンサルは社内外からの信用を無くします。

しかし正直に予算に織り込むと顧客からNGを食らうか値引き要求を受けるという板挟み状態。
中間管理職的ですよね。


なので苦労してなさそうでイメージばっか盛ってるコンサルは疑ったほうがいいくらいのレベル。
(余談ですが個人的に何でもかんでもコンサルを名乗る昨今の風潮は嫌いです。
ハイパーメディアクリエイターくらい信用できない。)

コンサルタントのいいところ(労働者目線で)

  • 仕事における明確な成果物は定義されていない。何が必要かは自分で考えなければならない。(従って委任契約が主)

って特徴があるのである程度裁量はあります。
但し業務フロー作れとか、システムの構成図作れとかそういったレベルの成果物は定義されてるけどね。
人に命令されないわけじゃないよ。ダメなら容赦なくダメ出しが入ります。

開発ができるのも案件があるからで、言わば仕事を取るところなのでそれはもう容赦ない。
でも案件獲得のためにどう動くか、他の案件の状況はとかちょっと戦略的なことも考えないといけないから比較的自由度は高い。


  • 平均給与が高い

高くないと割に合わないしね。
外資系コンサルファーム等にいけばたくさんもらえるようです。
高けりゃ20台で1000万いってもおかしくないレベル。

SIerだとコンサル専任でなくて、自分で手掛けた案件のプロマネもやれって感じになるだろうから割に合わないかも。
(両方やっても年収が100万単位で上がるわけでもないし)

SIerでコンサルやってる人がどれくらいもらってるかは難しいけど、会社の同世代平均よりは少し高いように思えます。

http://heikinnenshu.jp/it/itcon.html
この辺とか実体に近いかもって思ってる。


最後に

給与が高い仕事やバリバリやってる仕事ってのはイメージだけではなく泥臭く大変なんだということだけ書きました。

自分が決めたことに対して「なんで」って10回言われても動揺しない人なんかは素質ありです。
動揺する人は訓練が必要です。